書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

「氣」を吐く

今日はちょっと長いけど付き合ってくれて何か
感じるものがあれば嬉しいな。

まずは昨日の亀田戦だよね?

・・・観てないのよ(苦笑)。ウチのジムの選手もその日
亀田の前に試合があったんだけど。
来年早々にある書のイベントの打ち合わせが夕方からあって
「コーヒーよりもビールにします?」という甘美な誘いに
ふたつ返事。話が盛り上がって帰るころには試合が終わってた。

少し話がそれるけど最近考えることがある。
悩み事、嫌なこと、弱音を吐く、迷う・・・いいことばかりじゃなく
生きてりゃいろんなことがある。どうすればいいのか?
ひとつ、「氣」が弱っているのだ。そこを見つめ返す。
誰かの責任じゃない、自分の中の問題。「氣」を解放するために
何をすべきか?他人に変わってもらうのではなく自分が変わるのだ。
例えば人間関係で悩む。内心「あの人のここが嫌い」
「あの言い方が嫌だ」と思う。そう自分で思いこんでいるから
そこばかり目に付く。
変えたいならまず変わること。
禅の言葉に、言動や日々の暮らしすべてが道場(修行の場)という意味の
「歩歩是道場」というのがある。修行の場は心の内側にあるものだから
場所などは関係なく自分を磨けということ。それでも俺自身、迷い、悩む。
でも「歩歩是道場」で「氣」は吐いてゆこうと思っている。
もしも誰かが同じようにもがいていたら・・・答えを導いてあげることは
できないけど受け止めてあげることはできる。

で、亀田戦。今回は派手さはなかったにしてもしっかりと勝利を
ものした感じ。
今回観ているほうの中に「ボコボコにされちゃえ」とか
「今度こそ負けちゃえばいい」という偏見があったとしたら
その思いこそ変えなくちゃいけないと思う。
俺はけして亀田贔屓ではないけど一連のバッシングの中、
血の出るような練習を重ね亀田興毅は頑張ったんだと思う。
多少の問題はあるにせよ、やっぱり頑張って結果出した
人には拍手でしょ。今回は別に変な感じじゃなかったようだし。

俺自身も日々という道場で鍛えていかんとな。

最近かなりハマってる一冊。

東野圭吾「手紙」。まだ中程までしか読んでないけど、
これにも今日書いたような思いが介在していると思う。
読んだ人も多いのでは?