書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

岩牡蠣 イラスト

見知らぬ街で

長き友と。

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言葉の灯火が時を彩る。

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穏やかに静けさへと収斂される。

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波がないから小さな機微が波紋になる。

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雑音がないから心の動きが聴こえてくる。

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「その人を知らざれば、友を見よ」

まったくもってそんな存在になれないが

こうして学び、感じ、少しでも。

 

最高の岩牡蠣とテーブルを囲んだ人たち。

その残像を思い出しながら。

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できた。

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maxell UD IIからサブスクまでの間

今朝は少し足を伸ばし

 

井の頭恩賜公園をジョギング。

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初めて来たのは取り立ての免許、中古で買ったシビック

当時多くの若者がしたように、オリジナル編集したカセットテープをカーステから流しガールフレンドと来た。

彼女のスタイルはワンレン、ボディコン、肩パッド入りの紺ブレ。

そんな遠き時代からこの街とは不思議と繋がっている。

 

生まれたわけでも育ったわけでもないのにずっとエニシ深い街。

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光に透ける緑、

リラックスした人たち。

風の音、

子供の嬌声、

スワンボートの水切り音。

 

さて、サブスクを起こしてもう一周走ろう。

 

いろんなものが通り過ぎていったけど、

流れる音楽はあの頃から時を止めてる。

 

 

子供の日 書道

ずっとイノセントでありたい、

 

無垢なるところから生まれた発想、それは美しい。

自由な発想には羽があるから、

好きなところに羽ばたける

 

辛い時でも、馴染めなくても気にするな。

ただひとつ、発想に翼を毟り取られなければ必ず飛べる。

創造の空、泳ぐように飛べるさ。

今朝の浅草は9時過ぎから家族連れの観光客や外国人で浅草寺周辺は大賑わい。

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天気も子供が跳ね回るにはいい好天。

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良い子供の日を。

 

 

 

風の街に生まれ

どこにでもある、

 

だけど特別な風景。

 

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12歳まで過ごした街を訪れた。

 

ホームランボールはいつも住宅の壁を越えてその度に呼び鈴鳴らして申し訳なさと嬉しさで取りに行った。

 

日が暮れてなお、ビー玉遊びをしていた公園。

 

小さな体をすぼめて入った秘密基地は宅地になっていた。

 

たーちゃんちは表札が変わっていた、

透くんちはそのままだった。

 

当時セブンイレブンってのが日本に出来て、スラーピーを一気に飲んで頭キンキンさせてたっけ。

 

あの頃の少年に語りかけるようにありふれた街を歩いた。

 

歩けなくなった母親に見せてやろうとありふれた景色を撮った。

 

家族が家族であった場所。

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トタンの生家は変わらずあった。

 

冷たいビールが飲みたくなって

今という場所に向かった。

 

響 書道

「響」

 

信の友とはね、

 

「響」きあうものがあるかどうか。

 

この心の音が言葉や行動や所作となって相手に届き、

また相手の発する音を感じとって響きあうことができる。

 

だから心の音を偽ったり、それ以上にしたり、消したりしちゃだめだ。

 

不協和音やノイズになって相手に閉ざされしまう。

 

耳障りのいい音を奏でる必要はない。

 

嘘のない音

 

それだけでいい。

 

すべての人にではなく、

同じ周波数をキャッチした人と友達になれたら最高だ。

 

そのためには感性を磨き続ける。

 

感性という楽器から自分の音を奏でる。

 

幸せのフルート、

怒りのサキソフォン

たおやかなピアノ、

不安のジャンベ

 

リズムが走ろうがピッチが狂おうが構うことない。

 

どこにもない、心からの響き、

 

それは誰か心に響く。

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それが聴きたい。

 

空だけは変わらない

故郷の朝。

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近くの記憶は消えて、

時間は意味をなさなくなる。

最愛の人は音も灯りも消えたリビングの椅子に座り、遠き日を探すように空虚を見つめている。

そして急に若き日の小さな断片を克明にしゃべりだす。

 

生きることに必死だったひたむきさと

新芽のような活き活きとした時間は

老いてなお

煌めきだすのか。

 

無性に走り出したくなった。

 

すぐに着替え、家を飛び出す。

 

痛みを振り切ってスピードを上げるほど、

心の慟哭だけが追いついてくる。

 

息を切らし、信号で止まる。

 

空は悲しいほどに青く美しい。

 

受け入れ、抱きしめて。

 

また走り出す。

 

 

水茄子 イラスト

土から命が湧き上がる。

 

太陽に向かい、

風にそよぐ。

 

毎朝の水やり。

 

昨日とは違う今日。

 

ゴールデンウィークも静かに淡々と。

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ゆっくりと

小さな

日々の違いを感じよう。

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今日に生きる。