書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

東京から見える富士山、悲しい青、介護、

空だけは変わらない

故郷の朝。 近くの記憶は消えて、 時間は意味をなさなくなる。 最愛の人は音も灯りも消えたリビングの椅子に座り、遠き日を探すように空虚を見つめている。 そして急に若き日の小さな断片を克明にしゃべりだす。 生きることに必死だったひたむきさと 新芽の…