出会ったのは16歳の頃、あれから何年経ったのだろうか。
2年振り、また集まれた。
人数は減ったけど、気持ちは、言葉はしっかりと繋がる時間だった。
これまでみたいに夜明けを待つことなく、仲間の店一軒で終電前に帰路に着いた。
だからこそ大切な時間だった、
なにものにも絡め取られず、日々の傷を癒し、さらにまた何かが始まる予感を感じ、東京行きの中央線は走り出す。
夜を越え 僕を乗せて
高校の同級生。
もろく壊れやすいティーンエイジドリーム、俺たちはまた紡ぎ出す。
死んじまった仲間の分まで全力。
まず会うこと、
そこから心を通わせよう。
静かで限られた時間の中で、激しく無限なる熱情を見た。