書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

ROCKIN' CABARET BLUES

本日ドロップ、THE MODSの34枚目(多分)オリジナルアルバム「ROCKIN' CABARET BLUES」、 バーボンでも飲みながら聴きたいところだけど 朝イチなので雨上がりの外の景色見ながらカフェオレ飲んで早速爆音で。 アコースティックでブルージーで一発録り的ノリのアルバム。 年輪を感じさせる、らしいグルーヴ。

暗黒の中学時代、特に問題を抱え、逃げ場がなかった中三の頃 THE MODSの三枚目のアルバム「HANDS UP」がリリースされた。

当時親父が店をやっていて、閉店後の真っ暗な中で一人で聴く時だけが救いだった。 レコードプレーヤーが店にしかなかったし、俺個人の部屋なんかなかったから。 ましてや学校なんかで笑うこともできなかった頃だ。

俺にはロックと本があった。 その瞬間はカッコいいと心酔できたし、頭の中でここではないどこかにすぐに行けた。 通信簿には反映されない想像力だけが暗い部屋で伸びていった。 別にひと時の友達や勉強やスポーツだけがすべてじゃない、 自分の救いを見つけるんだ。生きるために。 自分だけの救いは最強だ。

そんなわけで中学の頃から今でもずっとTHE MODSは俺のアイドルであり、 アルバムもずっと聴いている。

そしてそのTHE MODSは今でもやり続けている。 Voの森やんは62歳、未だテレキャスターをかき鳴らし、ステージでジャンプし、シャウトしている。

俺の中の最強のアイドルがまだ歌っているんだ、 書と絵を止めることはない。

暗黒からの光を忘れてない。

自分の書いているものがそういう光になれたらと思うけどまだまだ修練だな。 自分だけの最強になれるように。