書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

LA BETTOLA da Ochiai

誰もが知っている有名店に食べに行くことはほとんどありません。

 

そこには「均等化」があるから、という理由です。

誰もが良いとされるものはそういうものだという、

ただのワタシのヒネクレでしょうか。

 

また、そういった有名店に来る客層も

「どこそこの店で食べたあれより良い」、とか

「あそこの店のホスピタリティはなってない」と

食べている店で評論家気取りで吹聴したりする、

対比の中に価値を見出す人なんじゃないかと。

それは完全にワタシのヒネクレ(妄想)ですね。

 

しっかりと作り手の顔が見える店で、

その人の個性が突き抜ける、誠実な味の店が好きです。

そこに対比は存在しません。

どこぞのランキングよりも信頼できる誰かから聞いた店に行くし、

自分が知っている店も信頼できる人にだけ教えたいと思っています。

まぁ、このブログでも色々な店を書いていますが読んでくれている人には

どんなに素晴らしかったかという思いを共感できたらという気持ちで書いてます。

 

長かったですね、

ヒネクレてますねw

 

そんな自分ですが、日本一予約が取れない店って言われてるらしい店の

予約を友人が二ヶ月前に取り付けてくれ銀座まで。

「LA BETTOLA da Ochiai」

完全入れ替え制、平日18時で満席。

 

前菜盛り合わせ、良いですね。

パスタ。

頬肉赤ワイン煮込み。

料理もドリンクもとてもリーズナブル。

それぞれ好みがあるでしょうが、印象に反して全体的に塩気が強く感じました。

入れ替え制っていうのも初めてでしたが客も店の対応もせわし無いですね。

 

色々とこちらも勉強が必要。

そういう意味でも行って良かった、

なんでも経験です。

 

二軒目は銀座を後にし、

馴染みの店で酔いました( ´∀`)

 

 

魯山人の言った

「理(ことわり)を料(はか)る」。

 

料理は勢いや思いつきや惰性ではできない。

一つ一つ、しっかりとしたイメージ、理論、理由がある。

冒頭の「突き抜ける」はそんなところにあるのかもしれませんね。