どこにも吐き出せない思い、
自分の中で蓄積される憂悶、
そんなことを誰もが内包しながら生きている。
だから多くを語らず人を求めるのだろうか。
語らなくて済むからひとりになるのか。
それでもこの世界は愛に満ちている。
困難の中から差し伸べられた手の温かさを、
悲壮から抜け出す笑顔の強さを、
僕は忘れない。
受け入れると同様に
逃げたくなることもある。
完全はない。
完全にならなくてもいいと
ふれあう人に教わる。
名も知らない、過去も知らない人の
ささやかな献身性に光を見出すことがある。
先に道はない。
でも孤独じゃない。
いろいろある中、久しぶりにいつも公園にてジョグ。
今は誰かの思いやりに導かれて走ることができる。