書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

新宿で再犯防止を考える

 

昨日は新宿ロフトプラスワンでの日本駆け込み寺のイベントに出演させていただきました。

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ロフトといえはこの市松模様、10代のころからこのフロアは憧れ。

 

今回のテーマは出所者の生活実態から聞く、復帰後の社会での生きづらさ。

なぜこの国は、再犯率が高いのか。

 

3日前に出所されて来た方も登壇し、さまざまな角度から問題を掘り下げてゆきます。

 

自分は今回、来場された方の話を聞き、希望される一文字感字を即興で書かせていただきました。

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リハの時にロフトのスタッフから提案いただ手元を見てもらうアプローチ、ライブ感があって大変好評。

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時間の都合で4名だけしか書けなかったけど、真なる感情が交差して会場がひとつになったか思います。

 

1999年のニューヨークの路上ライブからずっと、「対ひと」、これを大切にしてきた。

いろんなモノや人を介在させず、ただ目の前の人に対峙する。

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対ひと、コロナ禍で奪われたものがまた繋がるライブ。

 

演者としても、客席で聞いていても、意義ある時間でした。

暑い中、このイベントのために沖縄、三重、京都、大阪…たくさんの方がいらしてました。

 

その熱は打ち上げの席でも続きます。

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会場は出所者を雇用して社会活動に貢献し、再犯防止に努める居酒屋「駆け込み餃子」。

 

出所者、保護司、精神カウンセラー、議員、いろいろな方と意見交換をさせていただいた。

また自分のような表現を生業とする者がそこでどのように寄与できるか。

 

たくさん学ばせてせいただき、考えさせられました。

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玄さん、いつもありがとうございます。

 

しかし暑い一日でしたね。

汗を流すべく散開後、ひとりふらりと銭湯へ。

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からくりもんもんの人から近所の子供まで、みんな裸になってリラックス。

 

昭和が息づく銭湯文化。

 

湯船でもいろいろと思いを巡らせていました。