バンドをやっていた頃、ツアーで何度か青森の八戸に来た。
オンボロの機材車にメンバーと
スタッフと夢を乗せて、
青森で歌い、叫び、飲み、吐き、飲み、語った。
あれから20数年振りに今、青森に降り立った。
今回はさらに北の青森市。
ギターが筆に変わったけど
スーツケースの片隅にまだ夢が入っている。
いくつになっても、いや歳を重ねてこそ
「始めて」に興奮したいのだ。
オンボロ機材車から続く旅路。
iPodからのCAROLが旅を盛り上げてくれる。
抜けるような青空、
爽やかな気候、
青森に一発で恋に堕ちた。
「一書渾身」創作書家 高野こうじ