昨夜トリプルタイトルマッチ、セミファイナル
波瀾万丈ボクサー安田和芳選手の応援に後楽園ホールに向かった。
血湧き肉踊る。
男は1ROUNDで瞼をカットし、
3ROUND、TKOでコーナーにくずれた。
プロボクサーの調整は並大抵ではない。
勝者も敗者も誰よりもストイックに頑張ってきたのだ。
わかってる。
それでも「よく頑張った」とだけ伝えるのには戸惑いがある。
終わったという感じがないから。
「頑張った」というのは終わってからでいいんじゃないか。
それまでは必死になって闘うのだ。
最大の尊敬を込めて、彼に伝えたい。
「暴れ足りなかっだろう、もっともっと暴れてくれ。
それに相応しい男だ」
試合に破れ、相手選手と握手した後、
俯くこともせず彼が真っ先にしたこと。
リング上から応援にきた人達に頭をさげた。
安田和芳とはそういう強い男なのだ。