今から四年ほど前、「まんこい」という黒糖焼酎に
出会って以来、焼酎といえば黒糖派になった。
ひとりではあまり飲まないと以前に書いたけど、かつては
家に帰ってひとり黒糖焼酎を飲みたくて、そのひとときの
ために急いで帰路についたこともあるほど好きな酒だ。
この程奄美大島(黒糖焼酎はここでしか造ってはいけない)
より、一本の焼酎が届いた。流通するほとんどの銘柄を
飲んだけどこれは初めてだ。ワクワク。
「れんと」で有名な蔵元、奄美大島開運酒造が放つ
12月に1,000本限定で造られるレアもの「開運伝説」である。
さっそくテイスティング。スッキリしながらも黒糖の柔らかな
甘みが広がる。30°でありながら長期熟成でまるみのある
味に仕上がっているねぇ。なかなかの美酒。
先日、奄美大島の人と話したら東京に来てよく歩くように
なったらしい。地元にいた時は歩いて数分のところに飲みに
行くにもタクシーを使っていたらしい。どうしてかというと
こうして飲みに行ってるときにも働いている島の人がいる、
だったら少しでも貢献したいからという理由らしい。
そんな島の人たちの思いやりが、またこの一杯をすこし
美味くさせるんだなぁ。