昨日の講演では喋りながらところどころで書にする
という初めての試みをしてみた。
講演といってもいつものようなかたい感じじゃなく
みなさんとビール片手に談笑するような
リラックスしたステージ。ある意味貴重なこと。
音(耳)で聞く言葉と形(目)で聞くというのは
解釈も感じ方もまた変わってくるもの。
その中で書いた言葉。
宮本武蔵が記した名言。
「見の目よわく、観の目つよく」
見の目とはいまそこで見えているもの。
観の目とは客観、大局観のように、見えているもの
だけでなくもっと本質的なことを感じること。
見の目(現実)を弱くし、現象に流されたり、諦めたりせず、
観の目(本質)を強くし、突き進む。
先人たちのすばらしい教えを現代に照らしあわせながら
自分流のスタイルに取り込んで表現することも
創作書という面白味なのではないかと思っています。