書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

絵手紙教室。

昨日、人生初の試み、絵手紙教室の先生をやった。
もちろん先生なんて言われるほどのことはない。むしろ僕が勉強
させてもらった感じだし。
以前から僕は僕自身の生い立ち上ハンディキャッパーやご老人に
お役に立てることができないものかと思案していた。今回デイケアサービス
(その方面に明るくない人には誤解はあるかと思うが養護施設のような所か)
でその利用者さんたちと絵筆を握って柿や花の絵を描いた。
半身不随で利き手と逆の手で一生懸命にしかし喜気として絵や書を描く姿
に感動した。

お風呂上がりのおばあちゃんはリンゴの絵を描いて
「ふろより きもちのいい ごご」と書いた。ある女性は慣れない左手で
花の絵を描き、ひとこと「笑顔」と筆を添えた。
みなさんの笑顔を見て本当に嬉しい気持ちになった。


はまだこうして書ができる、絵が描ける。ありがたいことだ。
だからこの道、しっかり歩もうと、しっかり吠えようと思う。

施設長の田中さん、久志田くんはじめスタッフのみなさま、
建築家の高笠くん、ありがとうございました。この場を借りて感謝します。