ちょっと前にブログで書いたジムの高校生。
かなりいいところまでいったらしいが結果は
プロテストをパスすることができなかった。
俺の主観かも知れないけど、日本人の美徳に
立ち振る舞い(所作)というのがあると思っている。
それは継続とか忍耐とか経過とか学習の中から
生まれてくるものだ。
それが昨今、やり口を問わず、間を察さず、合理的な
結果至上主義が横行しているような気がする。
もちろん結果というものは大事。それと同じくらい
経過も大事だ。というか結果ってなんだろう?
誰かに勝つとか、会社の期待にそぐうとか、
競合をけ落として残るとか、そんなことが結果な
わけない。その人にとって生きている限りすべてが経過
じゃん?つまずいて起きあがっての繰り返し。
ちょっと話が大きくなったけど、プロテストに
受かったら作品を書くって約束だった。だけど
テストに落ちた翌日から彼は次のテストに向け
すぐにトレーニングを始めたと聞いて、作品を
書くことにした。悔しさをバネにしてまた彼は
挑戦のゴングを鳴らしたんだ。
自分のことを棚に上げて言わせてもらうけど
そうやって精神も肉体も強くなっていってほしい。
作品もその役に立ってもらえたならなによりさ。
プロテスト以来、昨日ジムで会ったら深々と
頭を下げて開口一番「落ちちゃいました、すいません」
と言われた。悔しかっただろうにその潔さ、かっこいいよね。
いっぱい場数を踏んで拳も男も磨いてくれ。
俺も頑張る!