大切な人たちと
静かに語る秋の夕餉。
新宿御苑割烹「せお」へ。
白木の美しいカウンターにちりばめられた秋を
たくさん頂きましたがそのうちのいくつかを。
天然の鰻は食感、旨味、香ばしさが正しく繰り返されてくる。
鯛も完璧なる火の入り具合で身を引き立たせる。
松茸と鱧の土瓶蒸し。
永遠を思わせる鼻腔を抜ける芳醇な秋の香り。
塩梅の完全犯罪。
日本酒はこれ以上ないマリアージュ。
結婚を意味する言葉通り、ベストパートナー。
宝石箱の礼文の雲丹、
自然が描く芸術品、佐島のしめ鯖を始め、ひらめ、烏賊。
〆の蕎麦は名画を見終わったような感動さえ伴う。
心地いい言葉が踊り、
至高を奏でる。
こんな時間のために峻厳な日々を走り抜けることができる。
氣が満ちた夜。
ありゃりゃ、
地元に戻り、パッタイ食べてますよ、この人…。
鋭気を養い、今週も書きます。
久方の〜「モヒ猿」は生きてました。