書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

相性

一日の大半を筆を持って過ごす。
それぞれに描きたいものも、大きさも違う。

それによって「筆」が変わる。
「筆」というのは物質的なものと同時に
「気持ち」っていうのも含んでいる。

それぞれの相性っていうのが大事なんだ。
描く人間は変わらないけどいいかたちに
するためにベストの選択をするんだ。

人の付き合いもそう。
コミュニケートの中でいつも同じ筆を使うのではなく、
理解を得たり、思いを感じるために心の筆を替える。
「変える」ことと「替える」ことは違う。
自分と合わないとかこの人は違うと思う前に
自分が筆を替えてみる。
それでお互いがいい方向に向かうことだってある。


JOEも表現の筆をたくさん持っている。
芯はひとつも変わらないのに、その表現の多彩さに
俺もずいぶんと刺激を受けた。

俺の表現もそうやっていろんな人に伝われば嬉しいな。