書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

無為

僕だけが知っている、というか味わえない無になる時間。

久々に150×95とちょっと大きめのものを描きました。
こうして絵筆を持って描いたり、それに墨をのせて書いてみたり
している時間はなんにも考えない贅沢な時間。でも心地よく
疲れる。普段ほとんど集中力を見せない人だからねぇ(苦笑)。
わずかながらでも多少は人生経験をしてきた。でも未だに
こうしている時に代わる時間や精神状態を知らない。
作品が出来上がる、ビールがいつもより美味い。
なんか誰ということもなく、しかしとても大切な人たちに
筆を持って生かしてくれて「ありがとう」って言いたくなる
気分になる。