書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

汗をかけ、本能が目覚めるほどに

汗をかいているか?

よく武術をやっている年配の人から
「なんかあったらスポーツで汗を流せ」と
言われてきたものだ。

そこそこにいろいろあったりしてきた道のりで
ボクシングを始めてもうすぐ二年。
汗を流したくらいで分別のあるいい大人が
すっきりするわけないだろ。

答えは「No」だ。

その屁理屈自体が歪んじまっている証拠。

動いていると本能が覚醒してくる。
スパーリングなんてしていると、瞬間的に
よけたり、攻撃に転じたりする。
それでも偶然の一発なんてのをくらってダウンする。
そのまた逆もある。そしてまた練習(経験)を重ねる。
それらをひっくるめて自分の道のりとダブらせることができる。

だから汗をかく。本能がいつも前にあるように。

頭の中で生まれた理論武装や愚痴や見栄なんて
本能の前には太刀打ちできないんだ。