書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

気と気が溶け合う、昭和を飲む時間

昭和って自分の中では本当に普通にある。
でもその「昭和」が近年ビジネスになってるね。
以前、「昭和」をテーマにしたムック本を出版するって
いうので企画を求められたことがある。あらためて
資料なんかに目を通すと普通にあったものも新鮮に感じた。

俺の中にある感覚としては「昭和は温度の時代」。
商品もブームもヒーローも人付き合いもそこに
温度が介在しているように思う。

温度がある仲間と昭和な飲み屋で。

赤ウインナー、ハムカツ。うまし。

出会いにはタイミングがある。
時期が早すぎると生まれる「迷い」、
時期を逸すると生まれる「悔い」。
ちゃんと今を感じあうことでお互いに力が生まれ、
癒しや励みになる。
押し付けるだけでもなく、受け入れるだけでもなく、
互いに温度を理解しあいながら進むこと。

帰り道ふとそんなことを思った。


【そったくどうじ】
「卒」(口へんに卒の漢字は変換できないので)は
雛が卵から出ようと中から殻を突き破ろうとすること。
「啄」は親鳥がそのタイミングを見計らって外から殻を
つつくこと。つまりは相手を知り、機に応じることが大事。

タイミングを感じる「温度」を絶えず持っていたいものです。