書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

本気であるがゆえにそれは良薬となる

昨日は新宿救護センターにて有識者を集めて
「刑務所出所者・再チャレンジ支援事業」の委員会会議。
俺も末席を汚させてもらっています。

これまで20人の出所者のカウンセリング、
就職斡旋などを所長である玄さんが行ってきた。

当事者、家族を含め、再出発を果たしたくても
社会の壁に弾き返される。
食いぶち、働き口がなく、累犯を重ねる。
精神的触れ合いも計れないので昔の関係を断ち切れない。
俺もいろいろ勉強してゆきながら
一助になれるよう頑張ります。

懇親会を終え、ゴールデン街の馴染みのカウンターへ。

先の会議でひとりの若きサムライに出会った。

工藤 良さん。

福岡の田川からやってきた。
田川と聞いて知人の名前を出したら、
若い時にその人の運転手をしてたらしい。
そうなれば話は早い。出会いとはそういうものだ。

工藤さんは「田川ふれ愛義塾」という、
わかりやすく言えば民間の少年院をやっている。
まさに24時間体制、自らの人生を賭して少年少女と対峙している。

素晴らしい生き様。
どの世界であれ、本気は山を動かす。


熱い夜だった。


なので珍しく甘いものを食べて寝た。


今朝も走った。
汗かいて生きる。