書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

日出ずる国の住人

昨日、打ち合わせで指定された場所が歌舞伎座前。
生まれも育ちも東京の俺だが、この辺りまったく
馴染みがない。銀座も何度も来ているくせに
まったく頭に入っちゃいない。この辺りから下町
こそが東京の歴史の宝庫だっていうのに。

そんなわけで打ち合わせ後、時間があったので
ぶらり散歩旅。出発はここ、歌舞伎座

誕生は明治22年。こんなにしげしげと歌舞伎座を見たのは
初めてだ。う〜ん、でもよくわからん。外観だけだし。
以前、セレブなイベントで書のパフォーマンスをした時
歌舞伎役者の中村扇雀さんに言葉を紡いだことがある。
しかし当時は存じ上げなかった。かなり疎い俺。
「歌舞伎」の語源って「かぶく」という「流行の先端を行く」
という意味かららしい。
そういや、流行の先端に今でも興味がないからなぁ(苦笑)。

そこから晴海通りを潮の香りのするほうに歩いてゆく。
途中、食器屋できれいな和の小鉢を見つけるも荷物になるので
購入を断念。料理は好きだけど、なぜか食材よりも器のほうに
いつも興味をそそられてしまう。

新橋演舞場などやりすごしていくと・・・

築地場外市場に出た!(って、そんなことも知らない俺)
静まりかえった市場を彷徨っているとテリー伊藤の実家、
玉子焼き「丸武」を発見。写真の後ろ姿の人はテリー伊藤
兄、アニー伊藤サンジャポ風)さん。
テリーさんはとてもおしゃれだがアニーさんのパンツは
ケミカルウオッシュ、さすが匠の人、「かぶく」必要なしだぜ。
自称玉子焼き職人の俺としては是非一本欲しかったが
直帰ではないのでまたしても断念。残念。

あらあらもうこんな時間になっちゃいましたよ〜
(ぶらり途中下車・滝口順平風)。

最後はやはりここ。

築地本願寺ギリシャパルテノン神殿を思わせる
インド洋式の石造りの本堂は荘厳な佇まい。

世界地図ばっかり見てないで日本の歴史も学ばなければ。