何事も日々の積み重ね。それしかない。
いきなり状況が変わったり、ブレークしたりすると
思えることも、絶え間ない日々の積み重ねがあるから。
そこを忘れちゃうんだよな。努力もしないでなんにでも
なれて、なんでもできる気になるのは大きな間違いだね。
俺は昔から努力が嫌いで、そのくせなんでもできると
自惚れててさ。20代の後半になって努力してる仲間が
どんどん頭角を現しはじめて、ひどい自己嫌悪になった。
真夜中に自宅マンションの風呂場でシャワーを全開にして
「ぅおおおおおおおっっっっっーーーーーー」って
叫んでた(苦笑)。やばいよね、あの頃の自分。
当時の俺はなにも考えてなくて馬鹿みたいに毎晩六本木で
浮かれ遊んでてさ。そのときに考えたんだよね。
「自分できることをできるかぎりやろう。一回しかない
人生だからしっかりと胸をはれる足跡をつけよう」ってね。
筆を握りだしたのはこの頃。その後、ニューヨークに
単身で行って書のパフォーマンスをして以来、この道を
歩いている。「愚」や「焦燥」をテーマにした作品が
多いのもそんな自己嫌悪のかけらが胸に刺さっているから
なのかも知れないね。
って前置きがメインになるくらい長々と書いてしまった。
デジカメの写真を整理していたら一年前の写真が出てきた。
太ってんな〜、俺(苦笑)。これはまだいいほうで他の
写真なんかもっと顔がまんまるだ。
ボクシングを始めて10ヶ月が過ぎた。ちょっとは効果が
出てきてるんだな。日々の積み重ねってヤツだよね。
書もそうだ。まだまだ未熟だけど日々重ねてゆくこと、
そのチャンスをもらえていることに感謝なのだ。