書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

教えるとはその価値を知るということ

先日、ハワイから来ているゲストに頼まれて
渋谷という街を案内した。

思い入れは別としても人生で一番来ている街ではある。

しかし改めて案内するとなるとどうしたものか。
そんな風に渋谷を考察するのも楽しいけど。
結局メインストリームの流れよりも、
サブカルアンダーグラウンド方向で。
ゲストはアメリカ内外問わぬ犯罪心理学のパイオニアだし。

まずはハチ公で待ち合わせ(人生初)。

スクランブル交差点からセンター街、ハンズ、ロフトと
とりあえずはベタな渋谷を案内する。
そしてネーミングライツに端を発し、渋谷の議員、
コンプライアンスの問題もささやかれるナイキジャパン、
ホームレス、一部団体でトラブルになっている(詳細割愛)
宮下公園(そんな事情で現在封鎖中)をガイドし、
飲んべえ横丁、ビックカメラでお買い物(俺が)。

その語「109」を男二人でギャルの店を散策。
あぶなくピーチジョンにも入るとこだった。

そして円山町のホテル街へ。あくまでも案内だからね。
この辺、なかなか濃くて面白い。
いろんな裏話(ここに書くとドン引きされます)を教えて
あげながら夜の帳の降りたホテル街を闊歩。
大きなアメリカ人と派手な日本人の男同士が
笑いながらこのエリアを歩くのは多大なる誤解の元なので
一周して神泉方面へと向かいます。

終着点は、「千羽」で乾杯。

相変わらずうまい。

ビールを飲みながら客観的な日本感を話す。
最近ツボにはまった気にいってる日本語は
「コッカイギジドウマエ(国会議事堂前)」、
サウンドが素晴らしいそうです。

そんな笑い話から、まじめに裁判制度(彼はこの機会に
何度も裁判を傍聴した)の話まで多岐に渡った。

路地裏にある夫婦で経営する小さな居酒屋を
デイビッドはいたく気に入ってくれた。

帰り道、日本について考える。
帰り道、使命について考える。

土方歳三の言葉を書にした。

つまりは「覚悟」にあるのだ。