書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

愛すべき大衆 にしだ屋

以前、車検に出した帰りに走ってきた道で見つけて興味モクモクだった店。

井荻「にしだ屋」。 店先ではお持ち帰りの焼き鳥販売。 この雰囲気でダメなはずがありません。 久しぶりに入る前から高揚する店。

酒場仲間と一献。 酒場のドンペリ、金宮。 焼きとんの肉質も素晴らしい。 煮込み、ハムカツ、ポテサラ…スモールポーションで安いというのも王道スタイルでいい。 小さな皿が並び、狭いテーブルには広い酒場ワールドが展開される。

店内は大学生から、ご近所さんと思われるお年を召したご夫婦、 酒場が画になるベテランサラリーマン、家族連れ…ライダースの謎のおっさん二人w

生活の中に溶け込んだ風景、 日本の美しい情景。

街には決して美術館に飾られることのない、 日常を切り取ったやさしい絵画がある。

額縁に入れることのできない そんな刹那を求めて街に出る。

そして酒場の暖簾をくぐるのさ。