花粉の飛散が少し落ち着き、花見ラン。 ひとりで桜を見るとオヤジと最期を過ごしたこの季節を思い出す。
桜、菜の花、線路沿い、陽光、 治療の施しようもなく、余命わずかの中、 車椅子を押し病院の側を歩いたっけ。
ふたりで黙って歩いていると 声を絞り出すように小さな声で「アイス、食べたい」って泣けてきたんだよな。 生きることをおしえてくれた。
夜は生きるを体現する一日一生の人、玄さんと一献。 歌舞伎町「しゃぶ与志」 しゃぶしゃぶ屋でありながら 極上の寿司屋並みの魚の圧倒感。 肉に至っては言わずもがな。
日本酒傾け、陰から陽、悪から善、濁から清、地べたから天、救われるから救う、いろいろ語った。
ヒリヒリする篤き生き様。
大書のご依頼を頂き、 イメージがパッと開けた。
逢えば閃光、
生身で対峙することがいかに大事か。
今に「生きろ、活きろ」。