書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

危惧

約束は大人たちの薄汚れた用意周到の思惑の中、無事台本通り守られたと
いったところか。亀田大毅VSサマート・シットサイトン。

これでボクシング人気や熱が冷めないことを願うばかりだ。
確かにエグイ左フックだった。ヒットしてたし。しかしあれで終いかよ。
シットサイトンは俳優に転向すれば少なくともシルベスタ・スタローンよりは
演技力を評価されるだろう。いやらしい見方をすればこの野郎いくら
つかまされたのかとか、そろそろ倒れないと43秒越えるなぁとかさ。
大毅は悪くない。これで大毅の評価が下がるのは間違いだ。だけどまわりの
大人達がまずい。TBSの評価もきっと下がっただろうな。このサマート・
シットサイトンって選手、日本ボクシングコミッションの発表した2006年の
招請禁止ボクサー。要するに負けが多いからマッチメイクしいてはいけません
って選手。4月1日からこれに該当するワケでギリギリ間に合うタイミング。
その程度のボクサー。兄ちゃんの時も言われてたけどタイとかフィリピン
の弱い選手ばかりと試合を組んでいるのが現状。これはより最短距離で
世界戦にでるための戦法としてはありなわけだから別にいいけどほんとの
実力が発揮されるのはこれから。確かに試合とか観てると興毅のディフェンス
とか大毅のパンチはすごいから、その拳でいろいろな雑音(こんなね)を
ぶっつぶして欲しい。そしてくそったれな大人の事情なんて気にしないで
ホンモノを見せつけて欲しい。そのときは「Only Love」じゃなくて
尾崎豊「卒業」あたりを歌って欲しいな。