アート書道教室では初めに自分のイメージと筆使いを繋げる為に円相を書きます。
禅の書画技法のひとつで始点も終点を持たず、引っ掛かりのない、何物にもとらわれないという意味の円。
円窓とも書き、心の状態を知るものでもあるので、筆を持つための大切な作業。
その円相からアレンジ。
先日、教室に来られた参加者さまは商業捕鯨について認知、理解を広める活動をされている方でした。
勉強になる話も伺うことができました。
「鯨」を希望されたので私も即興で書いてみました。
手前の作品は別の方に書いたものなのでそれはまた。
角のない円、丸で全体を構成。余白を活かして。
文字と図形を合わせることで見え方も違ってきます。
書くところだけを考えず、書かない部分を想像して書く。
これも見せる技術です。
むしろそこを意識してみましょうと伝えます。
このくらいはけして難しいことではないのでぜひ一緒に楽しみましょう。
見るだけより、買ってくるより、自分でやってみること。
社会全体がそんな方向に向かっています。
創造の旅へと。