2012-09-10 フィッシャーマンの孤独は続く 未分類 朝6時、ホテルからの長い坂を下り、静かな港に佇む。釣り糸を垂れながらひとつ気づいたよ。食べるための魚を釣るとは言え、そんな暮らしをしてたら俺、餓死しちゃうよ。午後も大物狙いでさらに大きな港へと向かった。そして今、俺は敗北という名の列車に乗って東京へ帰っている。からっぽのクーラーボックスを抱えて。「一書渾身」創作書家 高野こうじ