書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

ハマチ祭り

しかし世の中にはいろんな店が存在するもんだ。
昨日は中目黒の「七舟」という、魚だけを出す店で飲んだ。
並じゃないボリュームでネット上ではけっこう有名な店なのだが、なるほど評判にたがわぬ店だった。店内は四名席×2、二名席×2、きもちばかりのカウンターというミニチュアな感じでおじさんと笑顔を絶やさぬおばさん二人でやっている。先にひとり着いた僕は瓶ビールを飲みながらNHKの台風情報見ていると烏賊の塩辛と鯛のうしお汁が登場。これってお通し?さらにおばさん「お連れさん来るまで待ってたらお腹すくでしょ」と秋刀魚の煮付けをだしてくれる。もうこれはお通しの域を超えている。ほどなく連れも合流、ハマチと貝の盛り合わせをオーダー、運ばれてきてビックリ、こんな盛り付け見たことない!料理人である友人に「この一切れで一人前作れる」とジョークを言わしめるハンパない量、しかもそれで500円だからさらに驚き。その後も笑顔のおばちゃんは鰆(だったかな)の煮付け、鮪刺しまでもサービスで出してくれる。うにも箱のまま出して700円、しかし最初に頼んだものとおばさんが出してくれるものだけでお腹いっぱいでギブアップ、お会計を頼むと今度は締めのアサリのみそ汁。でもって会計は三人で5,700円!これでいいのか七舟、そんなに貧乏そうに見えるのか俺たち?原価率無視、もうこれは商売ではなく慈善事業なのか。そういえばこころなしか笑顔のおばさん、マザーテレサに似てたしなぁ。