書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

コントロールできない、天上の光に触れることができたなら

太陽がてっぺんに届かぬうちに大作に向かった。
久しぶりに龍を描いた。
これからあちこちをこの作品が巡って、
たくさんの人に観てもらえたらと思います。

その際はまた報告します。


今朝の中国新聞の記事で広島カープ9年目の大島投手の
ことが書いてあった。伸び悩みがあり、今季も初めは敗戦処理
起用だったが、ここにきて存在感を増し、今ではリリーフの
要となっている。
記事の中で彼は
「技術は一日で変えられなくても、意識はその瞬間から変えられる」
と言っている。

9年という時間が生んだ言葉。

筆を持っていても同じことを思う。

そんな中でこれも今朝書きました。

鴨長明方丈記」ですね。

ゆく河の流れは絶え間なく流れ続ける、
そしてその水は前にみたもとの水ではない。

変わらないような水の流れでも同じものはない。

同じことをやって見えるようでもその中身は違う。

当たり前と思わず、イメージと意識を持って対峙する。

鎌倉時代から続くこの言葉の存在感。


とにかく一生懸命に書いていますが
後世に残るような普遍的な言葉を
書けたらほんとうに幸せでしょうな。



      甘酸っぱい青臭い日々に「モヒ猿」とタイムスリップ。