江戸っ子にはいろいろ定義があって、それになぞれば
生まれも育ちも東京の俺でも、江戸っ子ではない。
しかしそんなことは関係ないのだ。
議論が苦手で、祭りが好きで、商売が下手で、情にもろく、
意地っ張りで、気が短い。
下町の対極、多摩っ子でも十分、その気質を満たしてる。
てやんでぇ、おいらは風呂にいくぜ。
品川からアーバンダブルデッカーに乗り。
お台場にある大江戸温泉物語へ。
完オフにつき、昼前からビール。みんなでグイグイと。
温泉にきたのか、居酒屋にきたのかってほどに。
最高の贅沢です。
風呂もいいんだけど、雰囲気も、料理もいい。
東京にもまだまだおもしろいとこがあるんだ。
アカスリもやって、身も心も垢落としになったお江戸の休日。
粋な江戸っ子なら、クイっと一杯やってさっさと引き上げるのだろう、
俺はそこからが長い。
地元に戻ってさらにさらに夜の深みに。
しょうがねえべ、おれらは多摩っ子なんだから。
ハイボールお願いします。