書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

あるべき姿

被災地からさまざまな声が寄せられてきた。

悲惨さを嘆くことよりも
生きていることに、
人に救われたことに、
おにぎりひとつに感謝する。
家もなにもなくしたのに。


東京など首都圏の声が寄せられてきた。

卑劣さに悪びれることなく
たくさん予備があるのにトイレットペーパーを買ったと、
花粉症で買い占めたのにさらにマスクを買ったと、
どこに行くわけでもないのにガソリンの行列に並んどくと。
家も仕事も家族もいるっていうのに。

どちらも同じ人間。


人間の真価が問われるとき。

目の前のことを冷静に判断できれば
その向こう側にあるものが見えるはずだと思う。

ひとりでは生きていけないじゃないか。

孤独は寂しいじゃないか。

日本という家庭を再生させようじゃないか。