被災地からさまざまな声が寄せられてきた。
悲惨さを嘆くことよりも
生きていることに、
人に救われたことに、
おにぎりひとつに感謝する。
家もなにもなくしたのに。
東京など首都圏の声が寄せられてきた。
卑劣さに悪びれることなく
たくさん予備があるのにトイレットペーパーを買ったと、
花粉症で買い占めたのにさらにマスクを買ったと、
どこに行くわけでもないのにガソリンの行列に並んどくと。
家も仕事も家族もいるっていうのに。
どちらも同じ人間。
人間の真価が問われるとき。
目の前のことを冷静に判断できれば
その向こう側にあるものが見えるはずだと思う。
ひとりでは生きていけないじゃないか。
孤独は寂しいじゃないか。
日本という家庭を再生させようじゃないか。