夜明け前に目を覚ますとベッドの中でタブレットでニュースを見る。
首都圏宣言延長の方針。
ベッドから出るのが重かった。心にさらに重しをかけられた気分だ。
収入の痛みも我慢の辛さも感じずこっちを見ぬオリンピック強行やベッド数も把握してない知事たちに押し切られ、もはや芯も真も信も無くした政府はこれ以上責任を被れないとばかりに延長の流れになるだろう。
ギアはね、最低でも一ヶ月前にトップ入ってなきゃダメでしょ。
完全などないにしてもあまりにも不平等に税金は使われ、その皺寄せは授業や部活やアルバイトや遊びを制限され、夢をも奪われかねない未来の大人たちに回される。
その親や、7日を目標に2ヶ月凌いできた仕事の人たちのため息で桃の節句、快晴の東京も曇りそうだ。
宣言延長という気持ちの抑圧は、思った以上にしんどくきてますが、自棄になりはしない絶対に。大切なものがある、そして安心な未来が紡げるように。
旅行やパーティーではなく、我慢を強いられず、ただ静かないつもの日常が戻るようにまた気持ちを立て直してできることを粛々としていこう。