書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

Black and White

夜な夜な料理という遊び場に逃げ込む。

もちろんそれは突然の戯れなので冷蔵/冷凍庫にある食材と限られる。 だから冷蔵庫よりも先に皿の棚を開ける。

ある日は黒の夜。 ・スペアリブ・鰻蒲焼・茶碗蒸し 肉あんかけ・牡蠣のアヒージョ・いつものキムチ ビールが飲みたい気分に。

ある日は白の夜。

・鯛カブト煮・韓国風手羽先 赤玉葱の即席ピクルスと生七味添え ・熟成イナダ刺しの葱油がけ・参鶏湯・牡蠣の燻製・いつものキムチ この日は「刈穂純米吟醸 六舟」と。 日本酒を含め、ほとんど頂き物です。 カブトとイナダの調理方法は先日、料理の先生に教わり美味しくできた。 約7年前に参鶏湯の衝撃にやられてからは未だ鍋では最高峰。

まぁ、ひとつはっきりしてるのはなんにせよ茶色の料理が好きってことだ。

やってもやっても料理とギターは好きなのにうまくならねぇ。

でも、好きな一人遊び場。

そしてこちら命を賭けた仕事場、土俵。 稀勢の里引退表明。 横綱に降格はないからこれしか道がないけど、本当に悔やまれるのは2017年春場所の怪我。 というよりその後のケアや空気感。 相撲協会というあれだけの組織なのだからトレーナーとか、メディカルスタッフとか、 専門分野の医療や科学的見地からもっと治療やケアや判断ができなかったものか。 そういったものを排他するような強権が働く組織ってことか。

大関時代のあの強さはまさに横綱になるべきアスリートでした。

ニュースを聞いて書き下ろし。 稀勢の里、こういうイメージ。 派手でなく、無骨で、素朴で、多くを語らず、言い訳をせず、相撲道に邁進した。 お疲れ様でした、怪我しっかり治して、後進のメンタルを含めた指導にあたってください。