夕方から東京に降った久しぶりの長雨。
よりによって大きな花火大会がいくつか開催される日に。
ありがたいことに室内の素晴らしい宵に声かけていただきました。
旬の鱧をいただくコース。
コレ以降の写真でテンションの高さのみを感じてください。
はっきり言いまして食に夢中になりすぎて写真かなりおざなりです。
美しき先制攻撃。
ウニの出汁ジュレ寄せから始まり、
写真を撮ることも忘れ、二品目のジュンサイととろろと鮑の冷製スープをほぼ一気。
本当に引き出汁が、いや、出汁引きが、つまりは技術と表現力がすごい。
鱧の身の厚み、歯ごたえ、甘み。
グラタンなどいただいた後に和風ローストビーフ。
焼酎をいただきながら会話を楽しみゆっくりといい時間。
で、ですね。
こういうご時世ですのであまり大きな声で言えないのですが…
私は…
「一線を越えてしまいました」。
〆の蕎麦。
歯ごたえ、香り、喉越し、締まり具合、
食べながら興奮が止まらない美味さ。
もちろんせおさんの蕎麦のすごさなのですが
どうやらこの歳になってようやく
蕎麦の奥深さがちょっとわかってきたのかも知れません。
アイス最中をいただき、外に出たらまだ雨。
しかし、大輪ぶち上がった夜でした。