書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

過ぎ去っていないからそれは今を伝える言葉になる

今週末から岐阜県各務原市で催される作品展に
出す作品をいろいろと吟味していた。
今回は個人的に震災のことが根底のテーマにある。
関西方面の方たちにも作品を通して伝えたい言葉、
感じていただきたいという想いがある。

数年前に書いた作品の言葉が現在にはまるものがあったので
さらに筆を入れ、アレンジ。
新たなる生命を吹き込んだ。

作品に完成などない。容赦なく筆を、色を、足してゆく。
そのときそのとき、
その時代その時代で変化してゆくのがいいのだ。

10月ももう4日が過ぎてゆきました。
今月のカレンダーです。

二年前の誕生日の日に三重県伊勢神宮に行ったとき、
滞在先の鳥羽のホテルから撮った夜明け。
神無月にお伊勢さんに行っても、天照大神
出雲大社に出かけてしまっているのでは?
いや大丈夫、神様はいますよ。
他の月は広く言葉を選びますが誕生月の10月だけは
わがまま通して自分に向けて言葉を書いています。

今だけの美しい色。
昨日も外出先から急いで戻ってベランダへ。

間に合った。
見上げる空はつながっている。