書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

見慣れた景色から見えてくる残像

心に期するものがあり、約十五年間暮らした街を
出ることにしました。

この時期に引っ越しを選ぶことに関して自問しました。
つらい思いをされている方がたくさんいらっしゃるのに。

2ヶ月以上前から進めていた計画。
多くの物件を見て、たった一軒だけいいところが見つかった。
即断で申し込みをしたら、すでに転勤で住むという希望者がいて
二番手になるとのことで半ばあきらめかけていた。

そこに震災があった。

そして第一希望者が危険という判断か転勤がなくなった。

そんな経緯もあり、作業環境の充実のためにも
引っ越すことを決断しました。

今週で永きにわたり住み慣れたこのエリアを離れる。
今朝は4時に起きて、いつものようにいつもの場所で筆をとる。
太陽が生まれた瞬間に太陽のもとに飛び出した。

目黒川の桜は本当に美しいです。

たくさんの縁があった。

自宅の向かいの公園にこの季節に必ず咲く花。
名前は最後までわからなかったけどこの花が大好きだった。

今日と同じ日はないと刻み、頑張ります。