書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

良くも悪くも街は世相を映す鏡


吉祥寺。
故郷と自分が住んできた場所以外では一番好きな街。

駅前の活気のある居酒屋にふらりと入り、
ビールをやりながら友を待つ。

ふとメニューを見るとほとんどが300円以下。
サワーは190円ときた。

この店に入るまでにも全品299円均一とか
300円均一とかの看板が乱立していた。

利用しておいてナンですがデフレスパイラル悲しいぜ。

オートメーションやマニュアル化、
注文のタッチパネル化による人件費の圧縮。
そこに行き着く。

居酒屋やコンビニは免許やそれほどのキャリアも
必要とされないから働き場として需要も高い。
そこに供給が与えられないなら景気の向上は難しい。

心が見える店が不景気の風に飛ばされてゆく。

飲食店も完全に二極化だ。


閉店まで気持ちよく飲んでひとり3000円ちょい。

確かに財布にゃありがたい。
しかしこの安さの裏に、稼ぎたくても
稼げない人がいると思うのは穿ってみすぎだろうか。

人がいて、おもてなしがあって商売は笑倍になる。