書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

美しい日本語書道4 玉響

日本語は実に美しい。

情緒や心の様、距離感がよく表せられた言語だと。

こんな表現があります。 「玉響(たまゆら)」。一瞬や、かすかとか、少しの間という意味。

この言葉の何が素敵かってその時間の長さを「玉の響き」って表現したところ。

これが日本語の美しさでしょう、 断定的ではない、なんと豊かで情緒的な表現力。

そしてこの二つの文字、書きやすいというか、 シンメトリーの漢字は簡単で見栄えがいいものが多いので 書道を始めようとする人にも是非書いてもらいたい漢字です。

個性的でシックな大きな薔薇「ブラックティー」と合わせてみました。

東京は桜も散りかけているこの頃、 来年の年賀状の制作に入りました。