口はひとつ、耳はふたつ、
喋るより、聞く耳をいつも持っていたいものです。
住宅街のど真ん中、湯がいいとの話を聞き「天然温泉 緑の湯」へ。
レトロなどという聞こえの良さから乖離した古びた銭湯スタイル。
ノンブランドのリンスインシャンプー、黒カビ浮かぶ天井、ロビーにはボロボロの漫画、
地下には仮眠室!?
暗いただのだだっ広い部屋。自分で布団を敷くというアバンギャルドスタイル。
館内放送は入りません。
ひとりぼっち、こえぇぇええええ。
そんな場所ですが、
脱衣所のロッカー(鍵つき)と同程度の着替えの籠のフリースペース。
これ地元の人に愛されている証左。
確かに近所の大パイセン方で賑わい、
ドンファンだのアメフトなど腰が痛いなど大きな声が飛び交います。
そうなんです、噂通り湯がめちゃくちゃ良い。
湯上がり全身ポカポカ。風呂から上がってもしばらく服を着れないほど。
ごま塩頭のおじさんは上半身裸のまま軽トラに乗り込んで帰ってた。
夜は札幌の素晴らしい仲間たちと宴。
店は地元の友人たちにおまかせ。
さすが、これが当たる。
狸小路の「とうりん」で刺身と中華という意外やハマるコースで日本酒三昧。
二件目はM'S SPACE内の隠れ家バーでワインをキメ、
「酒と銀シャリ せいす」で牡蠣の食べ比べをして〆。
盛り上がり、写真撮ってる場合じゃありませんでした。
ネットを駆使せず、聞くがままに。
これが旅だ。
今日はしっとり雨。
制作に励みます。