書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

終わりのない歌

ROGUEという日本のロックバンドをご存知だろうか。 1982年に結成され、メジャーデビュー後の1988年には日本武道館ライブ、1990年に解散。

2008年再結成の話が浮上した直後、Voの奥野さんが不慮の事故で半身不随に。 動かせる胸から上で車椅子で病院のリハビリで歌ったルイ・アームストロングの「WHAT A WONDERFUL WORLD」がYouTubeで公開され、それを見たMr.Childrenの桜井氏が前橋の入院先に訪問。 ライブ出演を誘うも、当時奥野さんは自らの体温を調節することができなかったため、ライブ出演ができなかった。 しかし『ap bank fes '12 Fund for Japan』映像でのコラボライブでその輪が広がり、現在も障害者の福祉拡充のためのイベントや 音楽活動をしている。

その模様が5月6日NHK総合テレビ 逆転人生『伝説のロックシンガー 復活の歌』でOAされた。 番組内で奥野さんが  あの頃みたいな声は出ないけど、心からの声が出るようになった。 みたいなことを言われていた。

伝えたい想いがたくさん溢れている。 体裁よりも金よりも評価よりも勝ち続けることよりも、もっと大切なことがあることを知った人生は綺麗だ。

ROGUEの代表曲のひとつに「終わりのない歌」という曲がある。 これからも生き様からの想いを紡いでゆかれるだろう。 ずっと終わりのない歌を響かせて。

諦めない、 やり続ける、

いや、 一度歩みを止めたとしても

また始めることはできる、 その気持ちがある限り。

今、空が見えているなら。