書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

相撲めし 皇風の店

いまだに忘れられない悔しく嬉しい想い出がある。

(ずっと前に書いた気もするけど)

子供の頃、相撲が大好きで三歳上の兄貴と
自宅でしょっちゅう相撲をとっていた。
8歳の時に今は無き花籠部屋でちびっこ相撲大会に
出場する機会が訪れた。
自信満々、優勝しか考えてなかった当時の僕、
一回戦、そこに現れたのはなんと女の子。
まさか女の子とがっぷりよつを組もうとは思っておらず
女の子を抱く?緊張と恥ずかしさで結局まわしに触れることもできず
躱されて子供の僕は土俵から転げ落ちた。
悔しくて一目も憚らず相撲部屋で号泣していたら
本物の大きな力士が優しく慰めてくれた。
大きな手で背中を撫ででくれたっけな。

調布にある「相撲めし皇風の店」に行った。
お通しからして身のギッシリ詰まった蟹。
ツマミもどれも美味しく、酒の品揃えも横綱級。
そしてちゃんこ!
男二人でも食べきれるのかって迫力。
出汁も極上でニラ一切れも残さず、キレイにたいらげましたが。

オーナーの元関取 皇風こと直江さん、大らかで落ち着いた雰囲気を醸している。

8歳の僕はそれから女の子の前に出ると緊張しいのトラウマが生まれた、
今でもきっとそうだと思っている。
そして大人になってもお相撲さんは優しいことに変わりがなかった。




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