書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

白の静寂に吸い込まれてゆく吐息

作業テーブルから覗く見慣れた窓の景色。
今日だけはいつもと表情が違う。

窓の外は雪。
カーテンを開け、涙が出そうになった。

苦しいとか、寂しいとかって感情は非常に重たい
ものだけどひとりじゃないってことの裏返しなんだ。
対象となる事象や人(的確な表現じゃないけど)が
いるから、その深さが増せば増すほどそういった
感情が強くなる。その反対側には愛情とか喜びが
ある。その部分を知っているから深くなることを
望む。つねに紙一重
どうでもいいものに対しては苦しみや寂しさって
抱かない。一杯のスープの暖かみを知れば
それが持つ安らぎを求める。

老子の中に素晴らしい言葉を見つけたので
書いてみました。

積もった雪も水になり流れてゆく。
その下には若葉を出す芽がある。


                  
                    

                    「モヒ猿」やってるよ。