書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

犬に三年人一代、人に三年犬一代

ずっと昔、ウチの実家では「ペル」という犬を飼っていた。
それはかわいい雑種、ミックス犬なんて
洒落た言い方じゃなく、雑種。
そんな庶民的な愛嬌をもった犬でした。
最後は全身の毛が抜け、苦しみまくって
母に抱かれて息を引き取った。

ペルは時々、記憶の中から出てくる。

ダウンタウンの松ちゃんも昔、実家で「ペル」という犬を
飼っていたようで、テレビでペルの話をすると
我がことのような感じで聞いて、イメージしてしまう。

残念ながら東京の住宅状況は厳しいもので
犬と過ごす環境下にない。

だから酔っぱらって道ばたの犬に話しかけたり
こうして大好きな犬を描いたりするのだ。

犬は描いてて癒される(めったに描かないけど)。

犬は愛情に従順だ。
受けるだけでなく、表してもくれる。

わがままを言わず、甘え上手でありながら
相手に合わせます的なスタンスも忘れない。

たまらん(笑)

10代だった俺はペルにあまり好かれなかった。
写真一枚持っていない。

だから時々、記憶の中に出てくるペルに謝るんだ。

愛してあげられなくてごめん。と。

シンナーに夢中になっててごめん。と。




    風を探しに「モヒ猿」と海へ。