自分を縛っていたのは自分自身だった。
解放されるはずの書というフィールドで
自ら走ることも、跳ぶことも自重して
ストレッチを入念に繰り替えしていた。
記録が欲しいわけではない、
ただ限界を決めてしまいたくない。
スタンディングオベーションをしてもらいたいわけじゃない、
ただもっともっと深い感動に触れたい。
風を切る、あの感じを取り戻して来た。
只今、いろんな書体やデザインや表現スタイルを勉強中。
書家としてまだまだ変化してゆく自分を楽しみたい。
イメージの向こうにある快感へと向かって。
その快感とは「共有」に他ならない。