書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

心の構え

さすがに「チェックマーク」と「プリントアウト」だけで拡散させて、安全が担保されるわけがなかろう。

文末に「以上の点に反した場合、協力金の倍額を徴収します」くらい書けば信頼性はあがりそうだった。

先日、イベント会社の社長と話した。コロナ前は月に2000万あった売り上げはゼロになった。今もだ。

イベント、エンタメ業界は動く額も関わる人や規模もデカい。が、しかし復旧は最後の最後の部類だろう。

第二波による国や都からの協力金や給付金はもちろんない。その会社は内部留保してあったお金と借り入れ金で社員を学校に通わせ専門技術を習得させて新たな事業に舵を切るらしい。

素晴らしいよね、社員を家族を会社を社会守るために進んでいる。

漫然と過ごしていない。

生きる覚悟が伝わってくる言葉と行動は人を惹きつけ、協力の輪が広がる。

建前もわかる、でも感染防止ではなく協力金をもらう為のプリントアウトではやはり社会に対する責任は通らない。

子供は大人を見る。そして他の大人は警察になりたがる(°▽°)これこそが醜いのだが。

俺はロクなもんじゃない、いいことより悪いことのほうを圧倒的にしてきた。しかし仕事にだけはこうでありたいといつも思っている。筆を持つ以前の心構え。

誰からも必要とされなくても書き続けるだろう。

でも自分の中からこれがなくなったら終わりとする。

うーん、表現活動とは贖罪なのだろうか。