書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

底辺の叫び

実家に戻ったときに持って帰ってきた。

20年前、こいつで叫びまくった。
歌もギターもへたくそだったが、バンドを解散してソロとして
アコギ一本で叫んだ曲は痛みと怒りのリアルな表現のひとつだった。

多少青臭い夢はこいつとともにあった。

ギターケースに貼ったアルカトラズや夕景のカードは
サンフランシスコのマーケットで買ったやつだ。

そうだ、サンフランシスコにもギター一本持って
路上で歌ったけな。

ギラデリっていうアメリカの老舗チョコレートの工場が見える公園で
まったくスイートさのかけらもない歌を叫んだ。

…写真…、おお、あった。
まさに「想い出のサンフランシスコ」。

いろんなことをしてきた。

考えたことより、悩んだことより、
触れたこと、
感じたこと、
動いたこと、
語ったこと、
五感で知ったものの上に今の俺がある。