書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

巧みに立ち振る舞うより、匠の道をまっすぐに

昨夜は大好きな人たちと素敵な物語を堪能。

雨に煙る新宿、「善庵」にて。

食とは作り手の心、だから疎かにすることなく
一日の終わりの数時間をゆっくり過ごしたいもの。

たけのこの王様と呼ばれる緑竹の田楽とダツの信太巻き

シンプルだが繊細に生きろ。

蟹豆腐に例のブツが乗っている。

喋り過ぎないほうが真実が伝わる。

大好物、金目鯛の刺身。こんな美味い金目、どこから来たんだろう。

食材の声に耳を傾けて。

目の前で焼かれてゆきます。

なにがダイヤかはひとそれぞれ。

柔らかさと旨味が調和しています。

時間と想いは比例する。

ロースの後ろ側の肉をかれこれ15分以上こうして脂を落とす。

挟まれてもけして潰されることない存在感を。

世界一のサンドウィッチでしょう。

今という時が感動を紡ぐ。

秋刀魚のおから寿司とでもいいましょうか。絶品。
こんなに芸術点の高い秋刀魚はサンママニアでもはじめて。

熱い日々、踊れ踊れ。

シェリーを浴びる活きアワビ。

身を焦がしてタイミングをうかがったら迷うこと無く。

かなり飲んでいましたが、忘れがたきインパクト!

静けさという余韻に寄り添って。

例のブツの土鍋炊き。キレのある芋焼酎にチェイサービール。

写真は撮ってないけどこのほかに4品は出ました。
質も量も最高級。

食後は別室でコーヒー&デザートタイム。

貧乏性の俺からするとここも客席にすればもっと儲かるのにと
無粋なことを考えてしまします。

微にいり細にいり匠の心がいきわたっている。

素敵なメンバーでくつろぎの時間。
そうみんなオンリーワンの匠のハート持ったファミリー。

日本男児、これまた本物の寿司屋「達広」の西さんと。

同じ歳。嬉しくなります。

雨は上がっていた。
素敵な物語のページを閉じて家路を往く。
つながるキーワードはやはり「心」。

見上げる空はつながっている。