書画家 高野こうじ 公式blog

書道、アートの作品を中心に日々感じたことを綴る

勝負の一発

昨夜はボクシングのWBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦

チャンピオン・山中慎介VS同級1位ルイス・ネリ。

勝てば防衛日本記録タイにもなるこの試合。

カープ戦もそのときばかりは浮気して世界戦観るでしょ。
どうせ早々に山中選手の左が炸裂し相手をマットに沈め、すぐにカープに会えるから。

これが驚きの結果になりました。

タオルのタイミングの是非はありますが
34歳の積年の脳へのダメージ、今後の長い人生をセコンドは考えたのかも知れません。
WBA世界ミドル級王者でかつてはその悪童ぶりから「広島の粗大ゴミ」と呼ばれた
竹原氏は「昔とちがい ボクシングはスポーツだな(になったな)」と
これまたらしい見解も聞かれましたが。

とにかくひとりでリングに立って、闘い抜く姿勢は美しい。

昔ボクシングを齧っていたときなど
気力の前に疲れで立っていることもままならなかったもんな。

本当に孤独でしんどいスポーツ。


今朝のアトリエ。
マイクタイソンの言葉。

和紙は一度クシャクシャにしてダメージを与えた。
強い言葉の分、流れるような書体に、
そしてヘビー級にあってとても軽やかだった
タイソンのフットワークもイメージして。

彼の言葉の裏にもたくさんの苦悩と恐怖があったはず。