多摩センターのマイカルシネマズまで足を伸ばした。
「人生、いろどり」を観に。
映画は壮大な娯楽、と思っている。
でもこういう作品に触れると思い違いとも思う。
徳島の山村にあった、高齢者の人生の物語。
観終わるころには、手もとのティッシュの何枚もが
ウエットティッシュになっていた。
自分の人生にダブる、痛みと
悲しみと、ひっ迫感と、助けに
泣き通した。
2日間徹夜したみたいにグッタリだよ。
グラグラと心を揺さぶられる
美しい作品だった。
表現者としてもたいへん興味深い一作だったな。
「一書渾身」創作書家 高野こうじ